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お知らせ

  • 【風が気持ちいい季節になりました。】

    2025/04/28

    こんにちは。こんばんは。お元気ですか。気づけばお正月に投稿して以来。雪のこと、梅の便りや桜の便りもお届けせず、今頃かい!っとお叱りを受けそうです。

     

    湖北の春は最盛期。八重桜もピークを迎え、近くの道の駅裏の畑では、小麦が青々と実り始めました。これがあっと言う間に黄金色に変わり、それこそ田植えの終わった緑の水田の横に黄金色の小麦畑と。湖北の野には鮮やかなモザイクが登場します。このGWはメインの3日間以外は非常にお客様が少なく、旅館ものんびりしています。南国から戻ってきたツバメたちが忙しそうに田植えの準備に入った水田と家々を往復し始め、家の軒先にはツバメの巣がかけられ始めました。GWも過ぎると、一気に暑さがやってくるのが常ですが、事しま堂なります事やら。

     

    地域の話題でお伝えしますと、この秋には滋賀県で国スポ・障スポ(昔の国体・障害者スポーツ大会)が開催され、メイン会場が彦根になることから、旅館紅鮎は選手団のために貸し切りで対応します。44年ぶりの開催だそうで、小さい頃、おじいちゃんに連れられて競技場まで足を運んだ記憶がよみがえってきました。目立った観光スポットが無いとよく言われる滋賀県ですが、通過県ということは交通の利便性が良いということでもあり、アクセス至便。選手団のスムーズな集合が期待できます。反面、受け入れ施設が脆弱なので、みんなで頑張って協力しています。それこそ44年前は宴会場で布団を敷いて、ご飯を食べておらてた選手団もいた気がします。時代が変わって今は個室が必要だそうで、はてさて、どのぐらい大勢の選手が紅鮎にお泊り下さるのか楽しみです。そんな選手の皆さんに、ぜひ次の来訪を促せるよう、精一杯おもてなしをと思います。

     

    ということで、何にもないのが滋賀の魅力!このそよ風と晴れ渡る青空。遠くに見える伊吹山といつもご紹介する琵琶湖で皆様をお迎えしています。来月の今頃は蛍も出てくると思います。いつも通りの夏が来るといいなぁ、そんな4月GW合間の平日です。

     

  • 【営業再開と今後のスケジュール】

    2024/06/28

    こんにちは。今年は異常気象なのか、雨の少ない梅雨(ドッとまとめて降る?)になっています。そのせいか、蛍が全然飛び交ってくれない初夏となりました。アジサイも心なしが元気がない気がします。

    さて、ながらく更新ができておりませんでしたが、やっと色々見えてきましたので報告いたします。やきもきされていた皆様、本当にお待たせいたしました。m(__)m
    今回は、当初予定していた休館期間内で終えるはずの工事が必要機器の入荷時期が大きくズレ込み一部改装にとどまってしまいました。完了した改装は次の通りです。

    ● 和洋室101・102の新設:1階にあった15畳の和室が、段差を楽しむ和洋室へと衣替えしました。
    ● 全客室を和紙壁に。これまでの土壁からより落ち着いた雰囲気のお部屋に変わりました。
    ● 廊下の畳をキャリーバックでも傷つきにくいものに改良。荷物の移動が楽になりました。
    ● 大浴場をシックに。湖が望めるサウナに改装し、これまでよりもロウリュウがしやすい形になりました。
    ● 外壁をシックに。屋外看板を掲げ、旅館紅鮎の趣を落ち着いたものへと進化させました。

    なお、以下の予定で残り部分の工事を行います。ご不便をおかけする内容も含まれておりますので、ぜひご一読くださいませ。

    【追加工事 =緊急=】エレベーターの高機能(バリアフリー)化
    この工事により、災害時のエレベーターの緊急対応がよりスムーズになる他、副操作盤の設置により、車いすの方が利用しやすくなります。

    ● 2号機(裏導線・料理運搬用) 2024年6月30日(日)~ 同年7月10日(水)
    *お客様への影響:夕朝食時の料理提供でお時間を頂戴する可能性があります。
    ● 1号機(客室回り) 2024年7月11日(木)~18日(木)
    *お客様への影響:各階への移動時に階段利用をお願いすることになります。既にご予約をいただいているお客様には確認を含めて、順次ご案内を行ってまいります。

    工事業者との打ち合わせで、機器の搬入等どうしても時期がずらせない結果となり大変心苦しいお願いにはなりますが、ご理解くださいますようお願いいたします。なお、当館は3階建てですので、大きく影響する導線は「チェックイン・アウト」、「大浴場への移動」、「食事処への移動」となります。

    【第二期工事概要】改修客室へのシャワーブース設置
    この工事により、冬期、寒い中での洗髪をお願いしていた客室露天風呂で、入浴と洗髪を分けて行うことができ、これまでよりも客室露天風呂が使いやすくなります。また、海外のお客様が大浴場を利用する以外の選択肢が出来ます。

    ● (和室)306・307・308、(和洋室)203・204の予約受付停止:2024年8月26日(月)~9月12日(木)
    ● (和室)301・302・303・304・201・202の予約受付停止:2024年9月24日(火)~10月11日(金)
    *客室数が減るため、受け入れ可能なお部屋が少なくなります。上記期間中のご予約は早めにお願いいたします。

    【第三期工事概要】客室エアコンの個別化および省エネ化
    この工事により、環境に負荷をかけるエネルギー消費量を低減できる上に、個別化することで、機器故障時のお客様へのご迷惑を最小限化することができるようになります。

    ● 2024年12月一杯。客室番号と工事期間が決まり次第、改めてご案内いたします。

    以上、予約賜ります際、工事期間と内容に留意いただきお申込みくださいますようお願いいたします。

    これまで以上に快適な旅館紅鮎になるべく、引き続き改良を進めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

  • 【超!!大事なお知らせ】休館期間のご案内

    2024/04/29

    こんにちは。こんばんは。 … Followed by English translation
    今年の伊香具神社の八重桜は先月末でご案内を終了しました。どうしても桜と紅葉は天候に左右されますね。今年は、あんなに早い早いと開花時期の前倒しが言われていたのに、終わってみればここ数年の中で遅かったほど。この春は日本中いっぺんに桜が咲いた印象です。

    さて、なかなかご案内できなかった正式な休館時期ですが。以下の通りとなります。

    【第1期】全館休館(予約受付停止) : 令和6年5月13日(月) ~ 同年6月30日(日)まで
    【第2期】一部客室予約受付停止   : 令和6年9月2日(月) ~ 同年9月27日(金)まで
    【第3期】一部客室予約受付停止   : 令和6年12月2日(月) ~ 同年12月25日(水)まで

    工事の進捗によっては少しでも早く再開をと思っていますが、ここ最近の円高や世界中で起こる紛争の影響か、なんでも輸入に頼るこの国では思った時に物が揃わず半年待ちの資材はざら。結果、一気に全部の予定が、3期に分けての改修となりそうです。このままだと職人さん不足と相まって修繕でさえも1か月お待ちくださいと言われるような将来が到来しそうで、昨今の円安と相まって、本当にこの国はどうなる事やらです。(泣)

    ということで、皆様には大変大変ご迷惑をおかけいたしますが、7月1日以降にご旅行を予定される方はぜひ一部新しくなった紅鮎にお出かけください。
    なお、改修に伴い価格改定を行っております。値上げ理由としては、①昨今の物価上昇分の反映、②当社スタッフの雇用維持と待遇向上のための原資の確保、③設備更新および将来を見据えた戦略的目的の3つです。ただでさえ色々なものが高騰する昨今の日本において、本当に本当に不躾なお願いとなりますが、長く旅館を維持するための決断ですのでご理解賜れれば幸いです。ご常連様はぜひお送りしているハガキの「山本山のおばあちゃん割」を活用いただければ幸いです。改装中もいろいろ情報発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

    Thank you for your visit our INFORMATION board.
    Yaezakura cherry blossom season was over till last night in our area.
    This year’s blooming was really un-expected all over Japan.

    We decided to have all closed as follows;

    [1st period] 13th of May, 2024 – 30th of June, 2024 for all reservations.
    [2nd period] 2nd of September, 2024 – 27th of September, 2024 for some rooms and plans
    [3rd period] 2nd of December, 2024 – 25th of December, 2024 for some rooms and plans

    Due to construction materials problem, we need to divide it to 2 period.
    And we are planning to adjust our variable price again because of Japanese several economic situations.
    We appreciate your kind understanding and support.
    We are looking forward to having your stay soon.

    改修図案

    改修図案(一部)

  • 【皆様へ】ふたつの大事なお知らせ

    2024/03/06
    水仙

    道端に水仙が。

    こんばんは。こんにちは。
    今日はふたつの大事なお知らせがあり、久々に投稿させていただきます。まだか、まだかと心配していた山本山のおばあちゃんは、4年に一度しかない2月29日に北へと帰っていきました。また来年の帰りを楽しみに待とうと思います。と、大事な話はこのことではありません。

    かねてより計画していた全館改装と休館の開始日が決まりましたのでお知らせいたします。
    外壁補修やエアコン等の更新のため、2024年5月13日(月)チェックアウトより約1か月間、全館休館させていただきます。同時に客室改装も行いますが、こちらは一部営業しながら進めてまいります。より快適な環境と付加価値のあるご宿泊を提供できるよう頑張って改装に努めます。期間中はご不便をおかけいたしますが、改装後にぜひご予約賜りますようお願い申し上げます。再開は6月15日(土)~を予定しておりますが、予約受け付けは4月になり、計画にめどが立ってから再度ご案内いたします。

    もう一つのお知らせです。
    かねてより病気療養中でした当館女将の山本ゆきゑが、去る3月3日(日)15:05、ひな祭りの晴れの日に天国へと旅立ちました。旅館のHPにおいて、このように宿の関係者の訃報をお知らせすることは甚だ常識外れのことかもしれませんが、当旅館紅鮎に女将を慕い、女将に会うためにと何度もおかえり下さる、足を運んでくださるお客様がたくさんいらっしゃったことを考えますと、お知らせしないわけにはいかず、お会いいただいたこともない、お泊りいただいたこともない方には不快な投稿となるかもしれませんが、不謹慎を承知でお知らせいたします。どうかご容赦ください。

    ここ数年は、特に常連様のリクエストがあり、女将の体調が許すときのみ宿にお邪魔しお話しさせていただておりました。晩年は病との闘いに明け暮れ、なかなか思うように皆様にお会いすることはかないませんでしたが、紅鮎が持つ独特の雰囲気や、窓から見える奥びわ湖の景色、皆様にお過ごしいただく部屋のこと、廊下の花のこと、お客様のご状況のことなど、旅館にいなくとも毎日のよう気にかけておりました。子供の頃より母とともに可愛がってくださったお客様が少しずつ鬼籍に入られるに伴い、最近は一人また一人と、お迎えできないお名前も増えてまいりました。昨今、情報管理システムが発達し、お名前や電話番号を入力すれば様々なお客様の情報を管理できるようになった世の中ではありますが、一緒に雪だるまを作ったお客様、お食事の席になぜか母子してお邪魔してお話しさせていただいたお客様、旅館の子供の受験相談を受けていただいたお客様、進路相談にアドバイスをくださったお客様、謝りに伺ったのに最後はお客様に呆れられ笑い話をして退室させていただいたお客様、そんな情報管理システムに入れるには意味のないような思い出のような出来事を共にした皆様に支えられ、女将はこれまで何とか多くの皆様をお迎えしてまいりました。これもひとえに、心優しくご対応くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

    時代の変化とともに色々なことが変わらなければなりません。どんな状況でも、どんな時でも、いつも同じ上質な接客で、しっかりした価値提供のできる宿が必要とされています。ただ、他方でマニュアルに則したおもてなしが増えていることも事実で、人と人との出会いやぬくもりの大切さを忘れがちにもなります。足りないものや不ぞろいなものがあるから、不便なことがあるから、満たされていることや揃っているもの、便利なことのありがたみが身にしみる。古い家の床の間にある柱のキズのように、皆様から頂戴したご縁が消えることはない旅館紅鮎を、なんとかこの先も残していけますよう引き続き皆様とのご縁を大切にしていければと存じます。

    ご宿泊の際、女将のことで何かお話しある方がおいででしたら、ご予約時にでも宿主の在館をご確認くださいますと幸いです。事務的なお知らせと、あまりにも個人的なお知らせが掲載される宿の掲示板。旅館紅鮎はそんな形の悪い宿ではありますが、これからもよろしくお願いいたします。生前女将に頂戴いたしました皆様からのご厚誼に心より感謝申し上げますとともに、ここに謹んで報告いたします。これまで本当にありがとうございました。女将に成り代わり、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

  • 【新年あけましておめでとうございます】

    2024/01/01

    新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。珍しく立て続けの投稿です。笑

    令和6年1月1日。
    能登半島で大きな地震が発生しました。新年早々当館も大きな横揺れに見舞われ、13年前の東日本大震災を思い出しました。夕方の地震でしたので被害の全容は明日以降に分かって来ると思いますが、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、阪神大震災以来経験してきた大きな地震で得た教訓をフル活用して、被災地の応援をしていきたいと思います。今日の画像は「山茱萸」です。山形県・赤湯温泉にあった宿の名前。経営者が代わり存続していますが、仲良くさせていただいた前経営者さんは13年前の東日本大震災で浪江町にご縁をお持ちだったことから、最後の最後、皆さんの行き先が見つかるまで被災者受け入れを続けられ、避難区域であった浪江で生活される方々を支援するために何度も足を運ばれました。能登の地震はそんなことを思い出させましいた。だから山茱萸(さんしゅゆ)。早春に咲く中国由来の花で、俳句の季語にもなり、秋には赤い実をつけることからアキサンゴとも呼ばれます。主役にならないさりげない花ですが、優しい黄色が春の花材として床の間を賑わせてくれます。

    と、前置きが長くなってしまいました。本年は改装を始め、色々と前に進む準備を整える一年になりそうです。
    昨年の会計システム変更に伴ってお客様情報が混乱し、昨年も今年も年賀状等をスムースにお出しできていない状況となっています。楽しみにしてくださっている皆様には大変申し訳ありません。なんとか復旧をと思っておりますが、もしかすると。他にも料理長の交代やおもてなし手順の変更・見直しなど、色々と皆様にご意見を伺いながら前に進むことが多くなるかと思います。ぜひ引き続き忌憚のないご意見やご要望をお寄せいただき、もう一度紅鮎とのご縁を頂戴したく、どうぞ紅鮎へのお帰り心からお待ち申し上げております。

    昨年5月から色々なことが通常運転に戻りコロナ禍を脱したことにはなってはいますが、今もインフルエンザとコロナが流行するなどまだまだ平時には戻りません。とはいえ、コロナ下でお伝えしたように、ウィルスと私たちは昔から共存してきた仲間です。時にどちらかの力が強くなり、時にバランスが崩れる。古代からその繰り返しでした。そう思うと、コロナ禍の時から平時だったのかもしれませんし、今回の地震も大きな流れの一部なのかもしれません。そして、明日は私たち自身にも降りかかる事なのかもしれません。もし不謹慎な物言いであれば、どうかご寛容に。ただ、色んな事を自分事としてしっかり捉え、共に悩み、共に考え、どうしても溢れそうなときには受け流す。そんな柔軟な姿勢でありたいし、宿でありたいと思います。

    「人間万事塞翁が馬 禍福は糾える縄の如し」

    昨年からの課題をいっぱい抱えたまま越年をしてしまいました。その上、年明けからの惨事に接し、ついつい意味深な便りとなってしまいました。今年も元気に一年間、皆様と共に歩んでまいりますので、いつも来て下さっている方はいつも通り、最近おかえりいただけてない方はぜひ久しぶりに旅館紅鮎にお出かけくださる年となれば幸いです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    それにしても、能登、心配です。

    山茱萸

  • 2023年が終わります。

    2023/12/31

    皆様こんばんは。明日お発ちのお客様にご挨拶を書いているので、せっかくだしこちらも。

    先日の朝方、奥びわ湖を通る用事があったのでパシャリ。一年の締めくくりに、なんだか神秘的でいいなぁと思える写真が撮れました。

    本年は皆様のご心配の中、谷前料理長が退職し、新たに迎えた料理長は当館の方向性と合わず、暮れも押し迫った16日に黒崎新料理長が無事に着任し、なんとか新しい年を迎えることができます。合間合間に皆様には非常にご心配をいただきましたが、なんとか大きなお叱りを受けることもなく2023年を終えさせていただくことが出来そうです。本当にありがとうございました。お手伝いしている道の駅では現業農家の皆さんが徐々に引退し始め、少しずつ人の変化が起こりつつありますが、紅鮎にも本当に大きな変化のあった一年でした。

    さて、来年2024年は、不思議なご縁で敦賀駅前のOttaという施設内に観光案内所を備えた飲食施設を開業します。北前船の頃にあった日本海と湖国の間を行き交う人の流れをもう一度復活できるよう、一所懸命に営業する予定です。その節は、どうぞよろしくお願いいたします。その他、体験型観光の実現、尾上集落の空き家を使った民家での田舎暮らし体験も実現させる計画ですし、旅館紅鮎自体も今度こそ改装工事に取り組みます。5月GW明けからお休みを頂戴する予定ですので、久しぶりのお帰りなさいは早めのご宿泊をお願いいたします。

    2024年の目標は「ほっこり」。辰年に似合わないかもしれませんが、いつ帰ってものんびりできる旅館(実は目指すは高級民宿なんですが。笑)を目標に昇り龍のごとく大空へと駆け上がりたいと思います。引き続き皆様のご支援とご声援をお持ちしております。コロナが始まってもうすぐ丸4年。まだまだ元気に頑張っています。来る年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

    追伸;今年も年賀状が遅れて届くと思います。毎年毎年申し訳ありません。m(__)m

    奥びわ湖

    飯浦から琵琶湖を望む

  • 【思ってもみないこと】

    2023/12/10

    道が出来ました。

    こんにちは。こんばんは。

    最近、旅館近くが頻繁にテレビや新聞に取り上げられます。「山本山のおばあちゃん」と「沖の洲」。ありがたいことに当館が関係する道の駅には、そのお客様がたくさんお立ち寄り下さり、この12月はこれまでとは少し異なった様相を見せています。知らない場所を訪ねてみたいというお客様が多いことに納得するとともに、ネット社会になった今でもテレビや新聞の影響力がまだまだあることに驚いてもいます。

    いい機会なので、久しぶりに沖の洲近くにお邪魔しました。
    ここにゴミやたくさんの足跡で踏み荒らされた葭原は載せづらいので引き目で撮ったものを上げましたが、現地は大変なことになっていました。マスコミの取材もたくさん来られているようで、嬉しいような、もどかしいような気持ちになりました。過去にも何度も渇水で出現した道ですが、今年は何でこんなにも注目されるのか不思議に感じます。1994年に▲123cmと過去最大を記録した時にもここまで注目されなかったように思います。これはきっと、マスコミ⇒ネット検索⇒訪問⇒ネットにアップ⇒拡散。そんな流れがあるような気がします。湖北の地にたくさんのお客様が来て下さるのはすごくすごくありがたいことなのですが、やっぱりどうして、中にはマナーの悪い方もチラホラ。勝手に畑に駐車したり、車の往来も関係なく横断したり、ごみを残して帰ったり。

    滋賀県には「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例(https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/biwako/14060.html)」というものがあって、あんまりズカズカ踏み荒らしてっ欲しくないよぉってやんわりと保護に取り組んでいるのですが、今回はビックリするぐらいに大変なことになってました。道が出来た場所のヨシの回復は「1シーズンでは厳しいかもなぁ」、そんなことになっていました。

    ウクライナの件で取材を受けた時に思いましたが、ニュースや新聞記事は伝えや書き手に都合のいい部分だけが取り上げられて報道されます。本当は、せっかくの機会なので、ヨシ保護条例のことや奥の洲がある環境の成り立ち、びわ湖の豊かな生態系のこと、そんな色々を伝えて欲しいのに、思うようには行きません。あるテレビ局の方は「許可は出さないけれど、法律で禁止されているわけではないので、立ち入れる事に関しては報道します」とおっしゃっていました。法律には触れていない、条例で禁止されていない。そんな基準だけで物事が判断される時代なんだなぁと痛感する言葉でした。ということで、これから奥の洲を見に行こうと思われている方は次の点に留意してお出かけください。

    1.周辺環境に留意し、自然を荒らさないよう配慮した上でお越しください。
    2.湖岸への降り口近くに駐車場がありますが、トイレやごみ箱はありません。少し南にある「奥びわスポーツの森」か少し北にある「湖北みずどりステーション」を利用し、立小便等は控えてください。
    3.車でお越しの方はマナーを守って駐車してください。
    4.ごみは必ず持ち帰ってください。
    5.せっかくの機会。びわ湖のことについて学んでください。ヨシ原は琵琶湖の魚の産卵場所にもなっています。

    滅多に見られない光景なのでぜひご覧いただきたいと思いますが、普段からそこにいる人、そこのあるものへの敬意をもって訪問していただきたいなと思いますし、私もどこかに出かける際はそうしようと思います。なんだか説教じみた投稿になってしまいました。近畿の皆さんが、自分たちの命の源、水がめでもある琵琶湖について考える機会になってくれると良いなぁと思います、。琵琶湖きっかけで、「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」も観ないと行けませんね。笑

  • 【再開と再来】全国旅行支援のこと。

    2023/11/25

     こんにちは。こんばんは。

     コロナが落ち着いたというのに、紅鮎はなかなか落ち着かない状況が続いています。前回ご案内した変化も、まだ少しずつ続いております。少しでも早く落ち着いた紅鮎で皆様をお迎えしたいのですが、今しばらく頑張って皆様のお帰りをお待ちする状況が続きそうです。ご心配下さっている皆様、ありがとうございます。

     さて、そんな中でも嬉しい知らせが2つ。

    ● 1つは滋賀県の旅行支援が少しの間だけ再開します。今回は早い者勝ちですので、希望される方は下記の条件(または専用ページ:https://imakoso-shiga.jp/)をご確認の上、直接電話での予約か当館ホームページからお申し込みください。

    【今こそ滋賀を旅しよう第3弾】
    対象期間:令和5年11月27日(月)~令和5年12月27日(水)チェックアウト分まで
    ※予算の上限に達した場合は、期間内であっても停止する場合があります
    対象者:日本国内に居住する旅行者
    対象商品:滋賀県内の対象宿泊施設に宿泊する宿泊商品(宿泊施設への直接予約分)
    宿泊補助率:20%(最大で1人1泊あたり3,000円の補助)
    最低利用金額:1人1泊あたり平日3,000円、休日2,000円
    連泊上限:最大7連泊
    周遊クーポン: 1人1泊あたり平日2,000円、休日1,000円付与(滋賀県独自で、1人1泊あたり5,000円以上の場合に1,000円を上乗せして付与。)
    ※宿泊施設において、QRコードが印刷された周遊クーポンを発行。利用者によるスマートフォンでの読込等が必要です。

    ● もう1つは「山本山のおばあちゃん」が帰って来てくれたことです。
    今年で26年連続!!!!今年は新聞記者の方が一番に発見されたようで、例年通り野鳥センターのスタッフさんが同じ固体かどうか特長を確認し、無事に帰還が分かったそうです。そのせいか、ここ数日湖岸は大にぎわいで、当館が運営する道の駅「湖北みずどりステーション」にも多くのお客様が駐車されています。ただ、京都で言われるようなオーバーツーリズムの傾向があり、道路沿いでの違法駐車や農地への勝手な進入、農地等にある個人所有物の破損などが顕在化しています。これは、今までになかったことで、紅鮎が立地する田舎では少し怖さを覚えるほどです。田舎だからいいや、というマナーを守らない方の来訪はこれからの地域の方の心象を悪くする者でもあり、これから湖北にお出かけになる方には、ぜひ周囲への配慮をお願いしたいと思います。とはいえ、めでたい。またオオワシ企画考えないとなって思っています。

    ご覧いただいているオオワシは、当館の常連様が2022年に撮影しくださったものです。勇壮ですね。旅行割の期間が限られていますが、ぜひこの機会に冬の湖北にお出かけください。皆様のご来訪をお待ちしております。

  • 【ご無沙汰しております】予約再開のお知らせ

    2023/07/18

    こんにちは。
    ながらく更新が出来ていなかった掲示板。やっと更新できます。実はこの春からずっと改装の可能性を探っておりました。今、お国の支援で、観光施設を高付加価値化するという事業が全国的に展開されています。その一つにあやかれないかと計画しておりましたが、残念ながら今年度は大きな改装ができそうになく、これまでの紅鮎で皆様をお迎えする決断をいたしました。今後施設の品質維持のための改装を計画しておりますが、皆様と同じく電気ガスの値上がりにため息をつき、繰り返される食材やリネン・備品などの高騰に頭を悩ませ、宿泊料金との兼ね合いなどで二の足を踏む状況が続いております。他方、海外のお客様を受け入れる割合の検討、この先やって来る万博や国スポ・障スポ(昔の国体)に向けて地域との共存、宿の成長を考えると、皆様の不便の解消も含めて、一度お休みを頂戴して大きく修繕しないとなぁと思っております。

     ということで、9月以降の予約を再開いたしました。じゃらん様、楽天様、一休様など微調整となるサイトもありますが、おおよそのお日にちでご予約いただけます。旅行のご予定があるようでしたら、ぜひ選択肢の一つにお加えいただけると幸いです。

     以下、近況報告です。
    全国旅行支援が6月30日で終わり、少しひっそりとした紅鮎。各地で聞かれる洪水の被害等もなく、おかげさまでなんとか無事にお客様をお迎えしております。写真を見るに、どうも梅雨は明けた気がするのですが、すっきり宣言されないのが昨今の梅雨明けですので、勝手に梅雨明けしたと思い元気にのんきに頑張っていこうと思います。鮎料理も折り返しを過ぎ8月末までの提供ですので、希望されるお客様は早めにお出かけください。そして、当館の調理スタッフが代わる変わることになりました。そのため、以下の期間でお休みを頂戴します。また、休館後は、これまでと趣の違う献立の提供となりますので、これまでの紅鮎をご愛顧下さった皆様には新しい紅鮎への期待を、初めて当館をお考えくださっている皆様には、新しい紅鮎の風をお届けできればと思います。ついては、しばらくの間、予約内容での制限や断り等が出てくる可能性があります。ご希望に添えない場合、どうかご容赦ください。一刻も早く落ち着いた環境で、今まで以上に皆様をおもてなしできるように心がけてまいります。

    【臨時休業のお知らせ】令和5年8月29日(火) チェックアウト後 ~ 9月9日(土) チェックインまで

     10年ひと昔と言いますが、時の流れは速いもので、近年は2・3年で色々なものが変わり、新しくなってしまいます。そんな中でも、これまで同様に続けるものや事、取り止めたり変えていくことの是非を問いかけながら、より一層皆様に愛していただける旅館紅鮎になれるよう、前を向いて進んでまいります。

     予約休止中にご迷惑をおかけした皆様、本当にお待たせいたしました。ご予約、お待ち申し上げております。

     旅館紅鮎

    初夏の奥琵琶湖

    晴れ渡る空、琵琶湖

  • 【全国旅行支援直接予約終了】& No War 

    2023/04/15

     こんにちは。雨の土曜日です。
    賛否さまざまの全国旅行支援も、昨晩14日23:59をもって、直接予約分への適用が終了となりました。
    ご利用下さった皆様、ありがとうございました。また、ご利用いただけなかった皆様には申し訳ありません。
    じゃらん、楽天トラベル、るるぶトラベルなどOTA経由の予約に関しては、各社上限枠(それぞれに予算が割り当てられています)に到達するまで販売を継続されますので、今後の全国旅行支援を希望される場合はそちらをご利用ください。また、残念ながら、当館直接の手続きの間に合わなかった皆様は、旅行支援がないことを想定してお送りしている年賀はがきの特典をご利用くだされば幸いです。

     さて、毎年ご案内している伊香具神社の八重桜が咲き始めました。毎晩、バスでご案内しています。
    この画像はお客様が撮ってくださったもので、私も同じ場所から撮ったのですが見た目が雲泥の差。センスって出ます。私のものはあえなく不採用。昨年便りでご紹介した湖畔のノウルシも今年は早めの満開を迎えています。山々の緑も色とりどり。本当に春真っ盛りといった湖北です。

     昨年の今頃、当館が2022年2月26日(ロシアのウクライナ侵攻直後)にHPで宣言した「ロシア人、ベラルーシ人宿泊拒否」の投稿について、日本での人種差別問題として中日新聞に取り上げられました。当館の想いは戦争反対であり、取材時にもそのようにお答えしていただけに、記者の方の主観で「こうも内容が変わるのか」と驚きました。その後も、反対・賛成色々な方からご批判や、応援を頂戴し、ネット社会での情報発信について色々と考える機会となりました。あれから1年。ロシアの侵攻から1年2か月。ついにプーチン大統領はロシアにとっての自衛のための戦争であると認め、ウクライナ東部はロシアの一部だとまで宣言しました。今となっては、旅館業法違反についての部分はしっかりと認め謝罪しつつも、戦争反対というメッセージだけは取り下げるべきではなかったのかなと思います。

     全国旅行支援で大わらわの陰に、北朝鮮のミサイルに対して無力な日本。ロシアの侵攻に対して今も抵抗を続けるウクライナ。ミャンマー政府は民間人虐殺を正当化する声明を出し、香港に続いて台湾にも中国が影響を及ぼそうと画策しています。平和産業であるはずの観光にとって、コロナが終息に向かいつつある中、まだまだ向かい風なことばかりが世界では起こっており、世の中を見る高さを変えるだけで色々なものの見方や考え方があるのだと気づかされます。

     そんな中でも桜は咲き誇り、私たちの心に潤いを与えてくれる。自然に感謝して、社会に感謝して、明日も平和な日常が訪れるように祈りつつ今日のお客様をお迎えしたいと存じます。どうぞ、旅館紅鮎にお出かけください。

    It’s a rainy Saturday.
    The application of the pros and cons of national travel support [direct reservations] has ended at last night.
    Regarding reservations via OTA sales will continue until each company reaches their limit, please use that if you are residents in Japan.

    The cherry blossoms at Ikagu Shrine have begun to bloom. Bus to visit there run every night.
    The galarhoeus adenochlorus is in full bloom early this year at lakeside. The green of the mountains is also colorful with different greens. Our area is really in the middle of spring.

    Same day in last year, local Japanese news paper ”Chunichi” announced our post on website stating that “Russians and Belarusians are not allowed to stay” was taken up as a racial discrimination issue in Japan. Our stance is No War, and we were surprised at how the subjectivity of the reporter could change the content of the interview, given that we had answered in the same way. After that, we received criticism and support from various people who opposed and supported it, and it was an opportunity to think about information transmission in the Internet. A year after that. One year and two months after the Russian invasion. President Putin finally admitted that it was a war of self-defense for Russia, even declaring eastern Ukraine part of Russia. Now, we think we should have acknowledged the violation of the Inns and Hotels Act and apologized, but we should have dropped the message of our opposition to the war.

    Behind the scenes of the national travel support, Japan is helpless against North Korea’s missiles, Ukraine continues to resist Russian aggression, Myanmar government has issued a statement justifying the massacre of civilians, and China is also planning to influence Taiwan following HongKong. For tourism as peaceful industry, there are still many headwinds happening in the world even Corona Virus is coming to end.

    Even in such a situation, the cherry blossoms are in full bloom and give our hearts moisture. I would like to thank nature, thank society, and welcome today’s guests while praying for a peaceful daily life tomorrow. Enjoy your life and travel a lot.

    春だけのご案内