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月: 2022年1月

  • 【今こそ滋賀を旅しよう 第5弾開始 と 旅館紅鮎の考え方】

    2022/01/12

    こんにちは。オミクロン株の急拡大、すごいですね。前々から言われていたことですが、第6波到来です。一気に増えていく様を見ると、分かっていても怖くなるのが人の気持ち。そんな感じでしょうか。重症者やお亡くなりになる方が少しでも減らせると良いなと祈るばかりです。

    さて、そんな中ですが、1月12日(水)から「今こそ滋賀を旅しようキャンペーン第5弾」が始まりました。第4弾と違い、ワクチン検査パッケージの適用を条件とした取り組みとなり、これまでは県民であることの所在確認だけで良かった条件がワクチンを接種済と改められました。(1/12現在は滋賀県民限定) しっかりとコロナと向き合いながら出来る限り通常の暮らしに近い生活を送っていこうという、滋賀県政の強い気持ちの表れと捉えています。県の方針を決めてくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

    前々から「旅館紅鮎」としてお知らせで発信してきた内容の繰り返しになりますが、私たちはコロナウィルスを自然の一部と考えており、ワクチンによって抑え込めるものだと思っていませんし、100%罹患を防げる方法はないと考えています。これまで私たちは何を改善できたでしょうか。新たな対策を思いつけたでしょうか。基本的な衛生管理と隔離、そして人流抑制。偉いお医者さまたちは何の解決策も明示できないまま、現場の医療従事者に負担を押し付け、行動制限や医療のひっ迫は何ら改善されないまま2年が経とうとしています。重要になったことは2点。かかった時にどうするか、かかってはいけない人に移さないようにするにはどうするか。

    生きることにはリスクが伴います。途上国の水道のない地域では未だに赤痢やコレラが死に至る病として知られています。衛生観念の高い日本はたまたまそんな状況を早く抜け出せましたが、交通事故、ぜいたく病といわれる病からの急死、天災。色々な偶然で生かされ、色々な偶然で一生を終える現実は変わりません。不要不急の家族との旅行も、例えば余命3か月の方にとっては必要急用かもしれません。色々なことを理解した上で、マスクの着用、毎日の検温、定期的な消毒など最低限の衛生管理をしっかりと行い、症状が軽症で済むと言われるワクチンを接種し、出来る限りいつもの生活をすることが、2年経ったこれからの暮らしだと考えます。

    とは言え、クラスターが出たら、陽性者が出たら、そんな心配は尽きません。だって、コロナはすごく身近な感染症になっているのですから。おうちから出ないことも選択です。ワクチン接種をしないことも選択です。私たち人間の良いところは、他の人に移したくないという思いやりを皆変わらず持っているといういことです。他者との違いを認め、いろいろな制約と条件の中で出来ることを出来るだけ精一杯、それぞれがすればよいと思います。○○地域からは受け入れません、そんな自分中心の考え方にだけはなりたくないなと思います。ワクチン接種証明書または陰性証明書の提示義務付けは、そんなお互いの心配を少しでも軽減する取り組みだとお考えくだされば幸いです。(その他、コロナ対策は過去のお知らせをご覧ください。)

    どこにいたって、どんなに頑張ったって、コロナになってしまう時はあります。だからお客様と一緒に考え、一緒に悩んで、一緒に解決するしかない。旅館紅鮎はそんな考え方に賛同してくださる皆様のお出かけをお待ちしています。

  • 気がつけばコロナと共に

    2022/01/04

    明けましておめでとうございます。すっかり明けてからのご挨拶って、紅鮎らしいというか、遅くなりごめんなさい。m(__)m

     

    皆様の2022年は無事に始まりましたか。旅館紅鮎の新年は、年末の大雪に始まり年越しも雪、本当に冬らしい2022年を迎える事になりました。ありがとうございます。今年は寅年。猛虎のように勇猛果敢に色々なことに挑戦してまいりたいと存じます。もちろん関西立地の宿ですので、阪神タイガースの優勝も応援してまいります。(笑)

     

    さて、新年早々、また世の中が騒がしくなってまいりました。マスコミはオミクロン株含めた陽性者数の大発表会となり、ワクチンは重症化防止に役立つと言っていたのに、オミクロン株には効かないのでワクチンは必要なのかとの報道が出たり、入国者を隔離しろといったかと思えば、待機施設ひっ迫問題はどうするのだと大批判。これまでの検証はおろか、事実の報道さえ横に追いやられている気がします。報道姿勢の紆余曲折はコロナ禍当初からでしたが、陽性者、重症者、病床ひっ迫などしっかりと現実の数字を見た行動が必要とされる中で、一貫性のなさには拍車がかかっている気さえいたします。当館としましては、改めて皆様にご案内する必要があると感じ、再三再四のお知らせになりますが、コロナに対する宿の姿勢をお伝えできればと思います。長文となりますが、ご容赦ください。

     

    コロナウィルスに感染するということは、必ずしも死に直結することではなくなりました。例えが悪く恐縮ですが、世にAIDSが登場した頃のような、ただ単純に怖がる時期は過ぎたと考えます。「withコロナ」という表現はあまり好きではありませんが、これからはウィルスをはじめとする様々な新しい事象に私たち人間は立ち向かい、考えなければならない時代に入ったと感じております。このまま立ち止まって動かない時を繰り返しても、私たちの暮らしには何の進歩も進化ももたらさない、そのように考えます。旅館紅鮎は、旅に出ることはリスクを伴うこと、を理解した上でお出かけくださるお客様をお迎えする宿として、最低限のコロナ対策をしっかりと施した上で、出来る限り通常営業を続けてまいります。その具体的な対策としては以下の通りです。

    1.ご予約確認の際の注意喚起、発熱者・体調不良者の確認

    1.入館時の検温と消毒(事前告知の上で、37.5度以上の発熱がある場合の入館お断り)

    1.定期的な喚起と館内の消毒

    1.ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保

    1.客室への消毒用アルコール液設置と次亜塩素系溶液の噴霧

    1.空気清浄機等の導入

    1.従業員の体調管理と記録の徹底

    1.従業員の手洗いうがい、検温の励行

    1.コロナに起因する差別への徹底的な反対と対応

    その他、お気づきの点はぜひ当館までお申し出ください。

     

    人の移動がこんなにも制約を受けることが、これまであったでしょうか。観光産業は戦時において成り立ちづらい産業で、平和産業とも言われます。平和は戦争をしなければ実現できるものと考えられてきましたが、コロナでそれは一変しました。私たち旅館紅鮎は改めて考えてみたいと思います。旅館に泊まること、温泉につかること、旅に出てリラックスすることの効用。人とふれ合う事、新しい出会いや刺激が私たちを元気にすることの意味。旅の醍醐味とは。旅館やホテルの必要性とは。いたずらに共存を考えるのではなく、今までの考え方が少し至らなかった。そう考えるだけで、たくさんのコロナに立ち向かうヒントが見つかる気がします。私たち人間は自然の一部です。コロナウィルスも自然の一部です。生かし生かされる。必要とされる存在であるために、考えて、工夫して、前に進んでいく。そんな時期に入った気がいたします。当館にお越しいただくお客様も、私たちと一緒に悩み、考え、解決の道を探ってくだされば幸いです。

     

    どうぞお出かけください。精一杯の笑顔とおもてなしで明日も皆様をお迎えして参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。