こんばんは。朝日新聞さんの記事に当館近くの湖畔の景色と冬の風物詩・鴨すき鍋を取り上げていただきました。久しぶりのメディア露出に少しうれしくなりました。書き手の方のほのぼのする論調に、のんびりゆっくりしていただけそうな雰囲気が醸し出されていて本当にありがたい記事だなと思います。週末の今日は日常の紅鮎と奥びわ湖でした。山本山のおばあちゃんも元気元気で、あと2週間ほどで北帰するタイミングになります。そのせいか今日は本当に多くのカメラマンやお客様がおばあちゃんに会いに湖岸、田んぼ端、野鳥センターに来られていました。コロナでも自然の時間軸はしっかりと進んでいきます。
さて、政府が3月13日をめどにマスク着用を個人の判断に委ねる方向性を示しました。以前から当館は「自分の身は自分で守る」ということで、特にコロナ感染を心配されるお客様からの問い合わせにはご旅行中止を推奨してまいりました。今後ますます各自判断となる場面は増えますが、3月13日になったからと感染リスクが劇的に下がるわけではありません。ですので社会で一定の方向性が示されたことを機に、当館としては先んじて3月1日(水)から館内のおけるマスク着用のお願いを終了させていただきます。また、しばらくの間、ご来館時の検温(これも随分と形骸化していますが。苦笑)、アルコール消毒は継続するものの、手を洗う・おしぼりで拭くという日本社会での衛生観念の日常を考えると、これらも早晩取り止めてもよい取り組みと考えておりますので、折を見て、取りやめの判断できればと思います。ついては、ご来館の際、各自の判断でマスクをご着用ください。ただし、明らかに咳き込んでおられる場合、風邪の症状等を自覚していらっしゃる場合はマスクの着用を強く推奨します。当館スタッフも、3月1日以降はマスクをする者・しない者、それぞれの判断に任せての対応とさせていただきますのでご理解賜りますようお願いいたします。
旅館は非日常だと言われて久しいですが、コロナはすっかりと非日常を日常にしてしまいました。でも、それもこれも私たちが生きる世界。遠くヨーロッパではロシアが軍事侵攻を続けています。戦争のない世界でこそ、旅行は心の癒しにつながります。食料不足の問題、トルコ・シリア地震後の支援をめぐる問題、経済対立の問題、エネルギーの問題。どんどん世界が分断されていく中、コロナで物理的に分断された各地をもう一度人々が行きかい、出会い、語り合う旅行(観光)こそが和解への近道ではないかと最近本当に真剣に考えます。
マスクを外し笑顔で握手することがその一歩となる事を切に願います。
琵琶湖・湖北の幻想風景と天然鴨すき鍋 滋賀・尾上温泉「旅館 紅鮎」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and] (asahi.com)