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【献立内容変更のご案内とお願い】

2022/09/15

夏の終わりが見えない2022年。秋の気配はあるもののなかなか秋にはなりきらず、夜にようやく一息つけるという日が続いています。

こんにちは。県民割の延長、全国旅行割開始前の足踏みと観光業界にとっては一喜一憂が続きます。でも、食欲の秋はもう目の前です。11月も中旬を過ぎれば鴨が解禁となります。冬に向け、生物の本能を頼りに食べることを楽しみにして、コロナ予防の免疫力アップのためにも毎日おいしい食事を精一杯食べるように心がけたいと思います。

さて、そんな時にこんなお願いは非常に心苦しいのですが、事前に皆様にお伝えしなければと思い掲示板を活用させていただきます。

ご存じの通り、色々なモノの値段が上がっております。値上げラッシュの秋がやってきます。当館でも、色々と議論の結果、お食事を工夫することで、値段を上げることを先延ばしにという結論に至りました。正直申し上げて、年が変わり春ごろには価格改定のお願いをさせていただくことになろうかと思います。ただ、なんでもかんでも上がってばかりでは身も心もさみしい感じがします。他方、踏ん張って頑張ってと言えない状況にもなってきております。どっちやねん!とお叱りの声をいただきそうですが、こればかりは、政治を批判しても技術革新の遅さを批判してもやるかたなく。それをそのまま皆様に転嫁というのも違う気がします。

中庸。折衷案。なにとぞご理解賜りますようお願いいたします。

ということで、旅館紅鮎では10月1日より物価上昇に伴う宿泊価格上げを避けるため、お食事の内容を見直させていただきます。ご批判の向き、遠慮なくお申し付けください。皆様の声を今後の方針に反映させていただきます。毎度毎度になりますが、皆様と共に変化し、悩み、歩む宿でありたいと思います。来年は全館の改装も視野に、日本の伝統文化でもある旅館として引き続き皆様を笑顔でお迎えできる宿として生き残る道を探してまいります。

あ、余談です。

11月から海外のお客様のご予約が増えてきました。複雑です。世の中をにぎわしたウクライナ情勢は大きく変化してきました。ミャンマーは過激な方針が続き、香港の民主主義は風前の灯火です。なんでだろう。何が原因だろう。誰が悪いんだろうと考えても尽きぬ悩みです。日本という平和な社会に生まれたことに感謝するとともに、今一度コロナ後を皆様と共に考えたいと思います。一人一人が出来ること。旅館紅鮎はウクライナを応援します。ミャンマーの民主主義を応援します。そして、香港のことも忘れません。