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【コロナとの付き合い方】悩みながらも生きていく

2021/04/24

こんにちは。いよいよ大都市圏で緊急事態宣言が発出される事態となりました。残念ですが、今の感染状況では仕方のないことと思います。それでもおかげさまで、当館に滞在をお考えいただく方もいらっしゃり、GWはコロナ対策に万全を期して営業を続けさせていただきます。よろしくお願いいたします。(政府や自治体からの休業要請、命令が出た場合はこの限りではありません。)

そんなGWを控え、旅館紅鮎より皆様にご案内です。テレビや新聞では色々な情報が錯綜し、数字の真実や検証が行われないままに変異種の危険性や猛威にだけ焦点を当てた報道がなされています。だからこそ、今一度、皆様ご自身での情報収集と旅行の判断をお願いいたします。

ここ数日、「旅行どうしたらいいですか?」「安全ですか?」「緊急事態宣言は義務ですか?」など多くのお問い合わせを頂戴します。ただ、それらの質問に手前どもがお答えすることはできません。また、コロナにかからない安全を100%保障することもできません。従前ご案内しておりますように、コロナ禍において(普段でもですが…)旅をすることはリスクを伴います。移動中、会話中、食事中、入浴中など、自宅で生活するより多くの変化と接する機会が増えるわけですから、感染の可能性が0とは言えません。

当館ではご予約確認の際に体調管理面での注意喚起と入館時の検温において37.5度以上の発熱が見られる場合の対応を徹底することで、旅館内での感染防止の担保としております。また旅館ホテルはコロナ禍になる前から法律や条例で衛生管理に関する様々な制約の中で運営しており、少なくとも衛生管理に関して充実している施設であることは間違いありません。ただ、これらは双方が信頼することで成り立つものです。ですので、少しでもご心配の方には早めのキャンセルをお薦めしております。

コロナ禍が早期に終息することはありません。そんな中で、感染しないように注意しながらどのように暮らしていくか。不要不急の外出はダメと言われますが人によって価値が異なり、余命短い近しい方を命あるうちに旅に連れ出すことは、その方にとっては必要火急かもしれません。旅館紅鮎は、そんな方にも寄り添える宿でありたいと思います。他方、医療機関の受け入れ環境ひっ迫が叫ばれます。感染症2類( 感染力や罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点から見た危険性が高い感染症)指定であるがために受け入れる側の準備が大きく関わるためとも言われており、コロナに起因するかどうか分からない死因でも、死後の感染確認で陽性であればコロナでの死者と計算される現実があります。ここはコロナというよりも、社会で生きていくには、そんな真実のありかをみんなで考える必要があると思います。医療関係者に負担をかけない、それでいて人間らしく生きる術を身につける時期に来ているのかもしれません。

長くなりましたが、生きるためには危険でも、大変でも、困難でも、物事を動かさなければならない時や自ら動かなければならない時があると思います。平時には余暇であった旅をすることの価値や必要性は、今や皆様にとっても、旅館紅鮎にとっても貴重な悩める機会です。よりよく生きる、を念頭に様々なことをご判断いただければ幸いです。旅館紅鮎は、コロナ対策を万全に、いつでも皆様を笑顔でお迎えいたします。 :)