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【大雨】長浜北部・その後の状況をご報告

2022/08/06

こんにちは。

先日5日の大雨は本当に凄まじい降り方でした。特に山間部での大雨が大きな被害を及ぼしました。特に被害の大きかった余呉、木之本、高月地区で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

姉川、高時川は普段は水無川で、特に夏場は石ころだらけの川底を見せていますが、ひとたび大雨が降ると今回のような濁流と化します。堤防の整備、護岸の整備等これまでも進めてこられましたが、まさか今回のような量の雨がいっぺんに降ろうとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。防水・防災と防ぐことだけに心血を注いできた公共事業ですが、こんなにも今までの日本では起こらなかった気象状況が頻繁に繰り返されると、自然に対する考え方を大きく転換する必要があるのかもしれません。それこそ、コロナ、猛暑、ロシアが戦争により引き起こした世界での経済災害を踏まえ、真剣に人に投資する時期に来ているのかもしれません。減災から始める自然との上手な付き合い方と私たちの暮らしの関係性を考えながら。

あらら。今回の案内は主義主張をしたかったわけではありません。おかげさまで、旅館周辺はなんの被害もなく、平穏無事に営業を続けさせていただいております。ただ、北陸方面への交通は完全に寸断され、福井県の敦賀市までは往来できるものの、以北はJRも高速も国道も本日(8月6日)現在、不通の状態です。情報では、国道が7日に仮復旧すると聞いておりますが、鉄道も高速も、回復までにはしばらく時間がかかりそうです。ついては、北陸方面から当館を目指してお出かけのお客様は、遠回りにはなりますが、富山県高岡市付近より南下する東海北陸自動車道をご利用いただき、名神、北陸道を経てお越しくださることをお勧めします。鉄道のお客様も同様に、高山線経由で岐阜に出ていただき、東海道線で米原、北陸線で「高月」へとお越しくださいますようお願いいたします。ご不明点、心配事は遠慮なく当館(0749-79-0315)までお問い合わせくださいませ。交通網の回復は8月10日ごろと言われておりますので、北陸方面から滋賀県へのご旅行をお悩みの方はキャンセル料のかからない内にお決めになられるのがよろしいかと思います。

それにしても、想定外が増えてきました。東日本大震災の福島原発爆発事故で想定外の多用がありましたが、それこそ近年は天候や地震、戦争と、いままでの想像を超える出来事が多発しています。コロナに至っては、検査の充実で陽性者が続出し、社会の機能がマヒしてさえいます。非常に不謹慎ですが、もしかすると「ちょっと立ち止まって」、そんなシグナルが自然界から発せられているのかもしれません。毎日の奥びわ湖の景色を見ていると、本当に人間の存在のちっぽけさを感じます。

どこにいても災害は起こりえます。どんなに気を付けていてもコロナ感染は起こりえます。だからこそ、毎日を丁寧にしっかりと暮らしていきたいものです。心の平静を維持するためにも、ぜひ旅にお出かけください。こんな画像と共にご案内するにはちょっと不謹慎かとも思えますが、被災された方へのお見舞い、旅館の無事のご報告と夏の旅へのお誘いでした。本当に色々なことが起こりますが、しっかり食べて、たくさん寝て、リラックスすることも忘れず、お身体にはくれぐれもご自愛ください。

高時川