Loading...

【お願い】コロナ下でのキャンセルについて

2022/08/10

こんばんは。

明日、8月11日、やっと北陸への交通が復活します。これで残る不通区間は北陸自動車道下り線「敦賀~今庄」間(再開時期未定)のみとなります。復旧に関わられた多くの皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。また、大雨の際にご心配下さったん皆様も本当にありがとございました。あの後、びわ湖の西岸には、それこそ多くの流木が流れ着き、竹生島への船は流木で港に入れないなど、自然の猛威が及ぼした被害がまだ終わっていないことに驚かされる毎日です。

さて、コロナ陽性者が増加の一途をたどっています。本日も、コロナかもしれないとことで、直前予約キャンセルの連絡を複数頂戴しました。ただ、お電話いただく中にはキャンセル事由に対して「?」なご連絡も多く、キャンセル料を全て免除させていただくのは悩ましい事例が増えております。「日を変えるだけだから良いだろう!」、「コロナかもしれないのに行っていいのか?」、「こっちはコロナで大変なのに、まだ儲けるつもりか!」 キャンセルのお申し出には、正直なところ、心無い物言いでご連絡いただく方がおられ、電話を受けるスタッフも困惑することが増えております。

ついては、コロナ下でのキャンセルについて、当館の方針をご案内いたします。

キャンセル料が発生する期間内における発熱や倦怠感を理由にしたご予約の取消しについて、大変恐縮ですが【一旦キャンセル料として規定の金額を請求させていただきます。】あらかじめご了承くださいませ。理由は、現在頂戴している予約のお日にちにおいて、宿泊をお断りしている他のお客様がいらっしゃるからです。もちろん、ご連絡いただく皆様はなりたくてコロナになった訳ではないとの事情、十分に理解いたしております。しかし、コロナが全ての免罪符になろうとしてしまっている現状を踏まえ、次回ご宿泊の際、お支払いいただいたキャンセル料の中から食材等の経費を差し引いた金額を清算時にお戻しするという対応にて、ご理解賜れればと存じます。

コロナは人の行動を大きく変容させましたが、それ以上に人の気持ちを大きく変容させました。

私たち宿屋は、その日のその部屋とお料理を、次の日に別の方にお譲りできる商いではありません。ご旅行される皆さまが、コロナ下でもせっかくの機会にと楽しみにお出かけになる時間を出来る限り豊かにするべく、毎日懸命に準備をしております。スタッフ本人やその家族に陽性者・濃厚接触者が出る中でも、皆で手を取り合い、少しでもお客様にご迷惑をおかけしないようにと毎日の運営を続けております。なにとぞ色々な事情をお含みいただき、「体調快復後に仕切り直して出かけよう!」と、ご寛容いただければ幸いです。

末筆となりますが、他の地域でも頻発する自然災害が少しでも軽微で済みますこと、世界中を混乱に巻き込むロシア始めた戦争が少しでも早く終わりますことを心より願いつつ、明日も明後日も、そのまた次の日も、精一杯の笑顔と元気で皆様をお迎えできる宿として頑張っていければと思います。ご予約、ご宿泊、またお気遣い誠にありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

月夜の港

野鳥センターのフォトコンテスト入賞作です。