当尾上温泉は、昭和33年に滋賀県東浅井郡湖北町尾上地先、びわ湖畔一軒宿として開業いたしました。尾上温泉はもともと、当館が立地する尾上(おのえ)という集落にある神社の御手洗のための井戸を掘っていたところ、湧き出た水が温かかった事、その成分に茶色のもろもろが見られたことなどから、これは温泉ではないかということで始まった経緯がございます。その昔には、賤ヶ岳の合戦の敗残兵が傷を癒したなどの言い伝えもあります。また、当時より泉質はヒドロ炭酸鉄泉としてご案内しておりました。
このたび、当館の温泉分析書を更新いたしました。(下記に表示)
現在まではヒドロ炭酸鉄泉でしたが、ナトリウム・炭酸水素塩泉と呼ばれる緩和性の温泉に泉質が変化していることが分かりました。ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、尾上温泉のお湯は若干温度が低い為
「規定泉」の分類がされております。ご入浴の際は温度を上げて使用するため、「単純温泉」となるとの結果を頂きました。
単純泉は一般に身体に対して刺激が少なく、緩和性のある温泉で、利用範囲も広く、高齢者向きであります。特に、リューマチ・脳卒中の回復期・骨折や外傷後の療養・病後の回復期に良い温泉と言われています。
当館のお湯は、「美人の湯」に分類されるもので、皮膚の表面を軟化させる作用があるため、皮膚病に効きます。また、皮膚の脂肪や分泌物をよく乳化して洗い流すため、石鹸のような皮膚を洗浄する作用もあります。結果、皮膚の表面から水分の発散が盛んになり、体温が放散されて、清涼感や冷感を覚えるので「冷の湯」等とも呼ばれます。湯上りに、なんとなくお肌がつるつる(ぬるぬる?)するのはこれらが原因のようです。ただ、飲用には適していません。
当館は大浴場に限りお湯がろ過循環式となっております。源泉を直接引湯し、お部屋ごとに加熱している部屋付風呂にお入り頂くほうが上記の効能をより実感していただけると存じます。
また、温泉に関する解説も下記にリンク先として設定いたしました。
なかなか詳しく解説されておりますので、宜しければどうぞ。
どうぞごゆるりとご入浴くださいませ。